大奥

あらすじ(参照元:ウィキペディア

江戸幕府将軍・徳川家光の時代。関東のとある田舎村で熊に襲われた少年を発端に、後に「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」と呼ばれる奇妙な病が日本中に広がりつつあった。この病は「若い男子にのみ感染」「感染すれば致死率80%」ということ以外対処法も治療法も発見されず、結果として男子の人口は女子の約1/4にまで激減し、日本の社会構造は激変した。
男子は希少な種馬として大切に育てられ、他家に婿に行くか、婿の取れない貧しい家に一晩いくらで貸し出されるか、遊郭で体を売るかの人生を送ることに。もはやかつての婚姻制度は機能不能となり、婿を取ることが出来るのは武士階級や富裕な商人・庄屋などにのみ許された特権になっていた。一方、女子はかつての男子の代わりとして労働力の担い手となり、あらゆる家業が女から女へと受け継がれるようになる。江戸城でも三代家光以降将軍職は女子へと引き継がれ、大奥は将軍の威光の証であるがごとく希少な男子を囲い、俗に美男三千人などと称される男の世界となっていた。

紹介にある通り男女逆転大奥。設定は斬新なのですがストーリーにSF的な要素はあまり出てこず、大奥という閉鎖された社会での女将軍と大奥の男達との恋物語が中心となっていきます。
性が逆転した世界という一見するとコメディになりがちな設定を丁寧な人物描写、男女関係を描くことによって時代物、そして恋愛物として非常に面白い漫画にしています。

実際の歴史もしっかりと踏まえており歴史に詳しい方もニヤリと読むことができます。
ぜひ読んでください。